化学物質過敏症で手術が必要になったら⑥

白内障の手術をする上で心配だったのは、薬に自分がどう反応するのか、ということでした。
化学物質過敏症を発症して以来9年間、ほとんど薬を使用していません。

目の検査をする時「目の表面を触りますので、麻酔します」と言われました。たった1滴の麻酔(点眼)でも吐き気がおきましたが、なんとか耐えられました。

瞳孔をひらく検査で使用した目薬も1滴ですが、私の場合、寒気がひどく、震えがとまらない状態になりました。これは、瞳孔の検査のたびに起きました。薬によって起きる症状は違うのだな、とおもいました。

毎回いろんな症状に驚きつつ、化学物質の塊である薬は、たった1滴でも影響が強いなあとあらためて感じました。

そして、手術前後に使用する点眼薬。

先生は最低限の量で、手術後は経過を見ながら減らしてもくれましたが、どうしても使わなくてはならない部分もあり、体調の悪化をみながらの投薬でした。

肌がガサガサになり、寒気が起きるのは、もう仕方ないと思いました。
鍼治療の先生に症状を緩和してもらいながら、なんとかこの期間を乗り切ろうと思っていました。

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wacca代表。シルクスクリーン製版、衣装制作の(株)横山工藝 取締役。学芸員(美大卒)。2009年に化学物質過敏症を発症し、13年に診断。12年~14年が最も状態が悪く、今は寛解(かんかい)に向けて前進中。アトピー性皮膚炎歴30年。 過敏症やアトピーの人が安心して使える衣料、安全な染料でおしゃれを楽しめる衣類を開発。

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