化学物質過敏症で手術が必要になったら⑨

無事に手術を終え、自宅に帰りました。

手術をした右目は、術後1ヶ月はプラスティックのカバーをつけて、あまり触らないようにしなくてはなりません。
また、圧迫しないよう、帰宅後は右側を背もたれ側にしてソファに横になりました。
抱き枕も置いて、自分が右へ倒れないようにして、その日の夜もソファで寝ました。

心配そうに、猫のそらが寄って来ます。
あ、猫を飼い始めました。
そのことはまた後日書きます。

今回、多くの方にご協力いただいて、無事に手術を終えることができました。
本当にありがたかったです。
普段、化学物質過敏症を診てくれている主治医の先生も、眼科の先生へお手紙を送ってくださっていました。

術後、特に目が痒いこともなく、安定しているのを診て先生もホッとされていました。

白内障の手術と同時に、眼内レンズを入れる近眼の手術もしました。
眼内レンズはアクリル製だそうですが、特にこのことが私の体に影響している感じはありませんでした。
一度入れてしまうとどうしようもないので、ここは不安でしたが、幸いなことに今も問題ありません。

当初は不安もあったので、手術は右目だけにしました。
左目も白内障があるようですが、今のところ黒目にかかっていないので生活に支障はありません。
でも、眼科の先生から、おそらく5年以内に左目も手術が必要だろうと言われています。

次の手術のときも、今回の経験をいかして乗り切りたいと思っています。

<追記>2年後、左目も白内障手術をしました↓

2回目の白内障手術をしました

『大丈夫、きっとよくなる。化学物質過敏症の私がつくった製品wacca(ワッカ )』

たくさんの人が化学物質過敏症の現状を知ってもらうために、応援してくれています。
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ご協力ありがとうございます。

wacca代表。シルクスクリーン製版、衣装制作の(株)横山工藝 取締役。学芸員(美大卒)。2009年に化学物質過敏症を発症し、13年に診断。12年~14年が最も状態が悪く、今は寛解(かんかい)に向けて前進中。アトピー性皮膚炎歴30年。 過敏症やアトピーの人が安心して使える衣料、安全な染料でおしゃれを楽しめる衣類を開発。

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“化学物質過敏症で手術が必要になったら⑨” に11件のコメントがあります

  1. はじめまして、minminと申します。
    ツイッターでもフォローさせていただきました、よろしくお願い致します。
    化学物質過敏症と白内障手術のキーワードで先にこちらのブログにたどり着きました。

    10月に両眼の白内障手術を片眼2泊3日で予定しています。
    緑内障もあり今まで通院していた眼科とは別の病院で受ける予定でいます。
    化学物質過敏症なのですが深く考えず病院を選んでしまいました。
    私も瞳孔を開く目薬等で副作用があり飲み薬も合わないのが沢山あります。
    その病院は手術前の目薬もあるかどうか確認もしておらず、大腸ポリープ検査や手術は麻酔が効きやすいこと以外問題がなかったので安易に考えていました。
    先生は手術に関係ある目薬を一種類ずつ試してみましょうとお話されましたが、他の病院も探したり、もっと情報を集めなければと不安で仕方ありません。
    よろしければ使われた目薬名など詳しく教えていただけないでしょうか?
    よろしくお願い致します。

    1. minminさま

      こんにちは。Twitterもフォローしてくださったんですね、ありがとうございます。

      私が使用した目薬については、2回目の白内障手術をした記事に記載しています。
      ご参考ください。

      https://blog.canaria-project.jp/2021/02/09/surgery/

      minminさんのコメントに「先生は手術に関係ある目薬を一種類ずつ試してみましょうとお話されました」とありましたが、とても良い先生だな、と感じました。
      私が使えた薬もそのように試していった結果です。ダメなものもたくさんありました。寒気がしたり、肌がガサガサになったり。一度体調を崩すと復活に時間もかかるし、気持ちも落ち込みます。
      でも、化学物質過敏症は、ある患者さんに使えても自分には使えないことが多いのが現実です。結局は自分で試すしかないのだと思っています。
      私が記載した薬もminminさんに合うといいですが、個人差が大きいのも化学物質過敏症の特徴ですよね。

      情報を集めるのも大事ですが、私は知れば知るほどわからなくなり不安になりがちです。
      そんな時は、えいやっと実践してしまいます。ダメだったらまたネタになるな、くらいのつもりで。

      今目の前にいる医師が私に関わってくれて、親身に相談にのってくれている。ここを突破口にすれば、きっと自分にあうものがあるはず、とどこかで信じているんです。
      今のところ、そのやり方でなんとか乗り切っています。

      minminさんも、病院もあって医師もいらっしゃるようですし、気持ちを落ち着けて医師とお話されると良いかと。
      私も病院では自覚のないまま反応していることも多く、言いたいことを言えずに終わることもありますが、できるだけ事前にメモに書いたりして医師に伝えるようにしました。
      医師の経験値はやはりすごいです。素人の頭で考えるより、へえ、そんなアイデアがあるのか!って思う時もあります。
      minminさんにとってよい方法が見つかるよう、お祈りしております。

  2. 横山様

    お忙しいのに早速お返事いただき有難うごさいます。

    2回目の手術のブログも大変参考になりました。
    横山さんも術前に試されたのですね。

    担当は若い先生で先日の診察時が初対面でしたので、開口一番命にかかわりますが手術しますか?と言われ、化学物質過敏症の大変さを改めて感じ驚いてしまいました。
    そして診察後にお電話を下さり他の先生と話し合い、1種類ずつ試しましょうとご提案下さりました。
    かなり若い先生の様に見えました。

    私は常に痺れや痛み火照りがあり、アレルギーに反応すると強くなります。
    思えば発症は14年前なのに諸々の症状が化学物質過敏症だと中々気付かず、呼吸が苦しくなり2年前に初めて診断され、全ての不調が腑に落ちました。
    今回手術予定の病院で入院していた時に発症しました。
    そこの病院は白内障手術は入院のみで個室に入る余裕もなく、現在一人暮らしなので、それも不安ではあります。

    今更ながら白内障手術がきっかけで化学物質過敏症のことを調べてこんなに個人差が大きいものかと思いました。
    横山さんがおっしゃる様に調べるのも大変ですし、わからなくなりますね…
    結局は自分で試すしかないのだと思いました。

    緑内障で近視が強く乱視もありレンズを入れますが、片眼ずつ2週間おいての手術もキツそうですが、頑張るしかありませんね。

    この度は本当に有難うございました。
    横山さんもどうぞご自愛下さいませ。

    1. minminさま

      化学物質過敏症にたどり着くまで時間がかかる方も多いですよね。
      私も診断がつくまで3年8ヶ月かかりました(発症は2009年)。当時はネット上にも情報が少なく、その間に重症化してしまいましたので、この症状を知って頂く意味でもブログを書いています。

      手術は大変ですが楽しみなこともあります。
      目が見えるようになったのは感動でした。
      新しい人生のような気分になりました。
      メガネやコンタクトレンズが要らなくなるのもとても楽です。

      無事に終えられることをお祈りしております。

      1. 横山さま

        コンタクトが必要なくなったのは羨ましいです。
        単焦点一択なので残念ながらメガネは必要になりますが今よりは見える部分が増えそうです(笑)

        これからもブログやTwitter等を読ませていただきますね♡

          1. 横山さま
            コメント下さっていたのですね、またまた返信遅くなりました。

    2. 横山さま

      横山さまも反応のない日は殆どないのですね…

      横山さまは目薬のお試しはひとつを続けて様子をみられたのですね。
      私は1種類を1回ずつでした。
      今から思えば手術後に継続しなければなのに適切ではありませんね…
      まだ決まってはいませんが眼科を違う総合病院に変えることになったので、そこでは提案したいと思っています。

      長年通っていたのは個人の眼科でしたので、私の場合はどちらにしてもそこでの手術は難しく、過敏症の病院へは数回しか行っていませんが、昨日話を聞いたところ過敏症で白内障手術を受けた患者さんはいないそうです。
      今回の症状を話したところ遅延型で蓄積されるから、強く反応の出た目薬に関しては難しいのではと言われました。

      横山さまは、白内障の際の病院選択も適切でした様で過敏症の先生との連携、素晴らしいですね。
      私はまた違う病院で細かく伝えなければです。
      有難うございました。

  3. 横山さま
    コメント下さっていたのですね、有難うございます。

    横山さまは単焦点レンズは遠方に合わせられ、
    プラスティックフレームも合わないということで、以前使われてたフレームにしたのですね。
    老眼鏡のことをリーディンググラスと言うのも初めて知りました。

    私は5年位前からメガネの鼻にあたる部分が辛く、運転以外は家にいることが殆どなので、近方合わせにして少しでもメガネをかけることを減らしたいと思っています。
    ブルーライトカットのことも参考になり検討したいと思っています。

    レンズのブログでのこともお知らせ下さり、有難うございました。

  4. 横山さま
    こんばんは。

    先日まで目薬3点、ミドリンPが辛いのでミドリンM、モキシフロキサシン(ベガモックス)、フルオロメトロンと手術当日の点眼麻酔リドカインを試しました。
    特にアレルギーが強かったのがフルオロメトロン(横山さまはベタメタゾンですか?)でした。
    ネバナックは試していません。

    フルオロメトロンは防腐剤無添加ではなさそうなので次回相談したいと思っています。
    横山さまは点眼直後に具合が悪くなった様ですが、私は点眼から8時間後が一番強く出て2日経った現在も残っています。
    日帰り手術に変更予定でしたが、遅延型アレルギー?みたいなので1泊にした方がいいのかとか迷うばかりです。

    術前後、日に数回の目薬が2〜3種類で薬剤が蓄積されることを考えると恐怖しかありません。
    横山さまは蓄積でどんどん辛くなりませんでしたか?
    私は両眼共、白内障が進行していて強度近視なので、あまり日数を空けない方がいいようです。
    そうなると目薬が倍になる期間も長い為、どうなってしまうのかと。

    手術自体避けられないし、横山さまもそうだったと思いますが、普段の体調に更に目薬アレルギーがプラスで1〜2ヶ月、耐えるしかないとはわかっていますが考えるだけで本当に辛いです。
    横山さまは目薬を終えてから元の体調に戻るまで相当時間がかかったのではないですか?

    横山さまはかかりつけ医から重曹を処方してもらっていた様ですが重曹を飲むと楽になりますか?
    化学物質過敏症の専門外来に事前に相談に行った方がいいのでしょうか?
    以前呼吸が苦しくなって行ったことがあり、その時に診断を受けました。

    横山さまが手術された病院は波面収差解析装置かイメージガイドシステムはありましたか?

    質問ばかりで、すみません。
    最近状態が更に↓なのと手術のことでようやく化学物質過敏症のことを調べだしたので、わからないことだらけなのです。
    お時間のある時にでも、どうぞよろしくお願いします。

    1. minminさま

      そろそろ手術が近いのでしょうか、不安なご様子ですね。

      薬剤や装置、システムについては、すみません、医療関係者ではないのでよくわかりません。
      また、元の体調というのも、何も反応がない日というのが少ないので、どこで体調が戻ったかというはっきりした期間はわからないです。とりあえず次の診察まで点眼を続けられそうなら続けてみる、これはダメだと思ったらとりあえずやめて次の診察で医師に相談する、という感じでした。

      私はかかりつけ医が重要だと思っています。
      というのも、患者から医師(この場合眼科の医師)に説明するより、専門医師(過敏症のかかりつけ医)から説明してもらった方が断然物事がスムーズだからです。
      白内障の手術の時も、眼科の先生へ宛ててかかりつけ医が手紙を書いてくださいました。

      よく医療に関して「こういう場合はどうしましたか?」と聞かれることが多いのですが、基本的には私がどうしたというより医師の判断に従っています。
      そのために、かかりつけ医から説明してもらう、あるいは、眼科の先生がこう言っていました、とかかりつけ医に伝える、ということをよくしています。
      医師も材料が十分でないと、判断が難しいだろうと思うからです。

      重曹は私には効くようです。
      その時の気分の悪さがすっと楽になる、即効性のイメージです。
      とりあえず症状を軽減するのに役立つ、という感じです。