漢方とお灸でセルフケア。自分に合うものを見つけると安心。

化学物質過敏症になると、体調が悪くても病院に行かずに様子を見る習慣に。

病院に行ったところでできる処置は限られているし、病院へ行って具合が悪くなるリスクもある。
結局時間はかかるけれど、経験上治るとわかっているのもある。

(過去に帯状疱疹になったときは、出始めで「あっ!」と思って即病院に連絡した。感染症など危険なこともあるので、異常さの感知は大事で別です。)

今回も月曜日に鼻の頭が赤く腫れていて、痛いなぁと思っているうち、翌日、左の顔面に広がり、そのまた翌日右の顔面に広がり、最終的には顔の境目がわからないほどパンパンに腫れ上がって痛い思いをした。

いつもなら鍼治療の先生に相談するのだけど、先生も体調を崩し、今月1ヵ月お休みする決断をされたところだった。

鍼の先生は私が化学物質過敏症で急な曝露をしたときどうなるかや、状態がどう落ちるか過去の経験でよく知っているので「何かあったら電話を」と言ってくれていた。けれど、さすがに先生が休んで早々に連絡するのは気が引けて、ただひたすら休んでいた。

夜中あまりにも顔が痛くて、目が覚めたときに喉の痛みも感じた。  

これはひょっとして風邪なのでは?と思い、主治医から出されている葛根湯を飲むことにした。

私のお気に入り(笑)いや、強い味方。

過敏症が重症の頃は葛根湯すら飲めなかったけれど、その後の体調で飲める薬も出てきた。

いろいろ試す中で、このメーカーの葛根湯は私と相性が良く、コロナになった時もずいぶん助けられた。

一口に葛根湯といっても、メーカーによって相性があり、飲んだときの効き方が違う。

そういういざとなったら助けてくれるものが1つでもあると、安心感がずいぶん増す。

そうだ、この葛根湯があったと思って飲んで寝た。
タオルケット一枚が肌寒くも感じたので、ワッカのシーツを追加した。

布団はまだ暑い。でもタオルケット一枚は寒い。そんなちょっとした寒暖の調整に、このシーツは役に立つ。

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朝起きたとき、喉の痛みはなくなっていた。
あの葛根湯はよく効くなぁと思って、顔に認識が行くと、わずかに痛みが和らいでいた。

ほぅ、という事はやはり風邪かと思いながら、鏡を見ると相変わらず誰かわからない顔がうつっていた。

でも、少し触れるようになっていたので、ここはお灸をしようと顔や周辺にお灸をし始めた。

顔の周りを自分でやると
時々じゅって音がする。
髪の毛を燃やさないよう気をつけましょう。

どうやらリンパの流れが悪いのか、耳の下、特に左側はゴリゴリに詰まっていて、その上が腫れているという感覚があった。

こういう時、私はお灸がよく効いて、流れを良くしてくれる。

朝からひたすらお灸をしたおかげで、昼には少し目が開くようになっていた。

お灸もいろんなメーカーのものを試したが、私は長生灸という製品が合うようで、アマゾンで1000ピースを買っている。

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直接熱を体に入れる効果はこんなにあるんだといつも感心する。
しかも私のような過敏症にとって特に副作用がないのもありがたい。
モグサの煙が苦手な方もいるかもしれないので、そこはいろいろ試してみると、自分と相性の良いものが見つかるかもしれない。

昼頃にはほっと一息つけたが、鏡で見ると、まだ別人だった。

でも、こうなってくると、体が快方に向かい出したのがわかる。

心配そうな夫に病院に行ったほうがいいとも言われたので、月曜日に病院へ行こうと思っていたが、これなら行く前にかなり引きそうだ。

本当に、健康って素晴らしいと思う。
健康を味わえるって豊かなことなんだな、と思う。

それでは、また。

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カナリアハウス主宰|シルクスクリーン製版の(株)横山工藝 取締役。学芸員(美大卒)。2009年に化学物質過敏症を発症し、2013年に診断。12年~14年、21年が最も状態が悪く、今は寛解(かんかい)に向けて前進中。アトピー性皮膚炎歴30年。 過敏症の方が使える衣類を開発・製造して「ワッカ」http://store.wacca-f.com で販売|衣食住に関する情報発信は「カナリアハウス」https://canariahouse.com |著書に「化学物質に過敏なあなたへ」https://amzn.to/3UdVC2T|YouTubeチャンネル「カナリアハウス」 https://www.youtube.com/@canariahouse

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“漢方とお灸でセルフケア。自分に合うものを見つけると安心。” に2件のコメントがあります

  1. 私も基本漢方でなんとかなっていますが大腸カメラ検査をする事になりドキドキ先生には気をつけて貰うようにお願いしてありますが心配まだまだ過敏症の事がわかっている先生は少ないですね。

    1. それはドキドキですね。無事に検査が終わることを祈っています。
      化学物質過敏症を診てくれる医師・科の問題だけでなく、その患者が違う科を受診することもあるわけで、どの医師も基本的なところを押さえてもらえるとありがたいですね。

      昔よりは理解も広まってきたと感じます。鈴木さんのように患者さんが受診されるときに、医師に説明されることも増えているんだろうなと思います。