化学物質過敏症の車問題①

化学物質過敏症を発症して以来、電車、バス、飛行機など公共の交通機関を利用できていません。
同じ車両にいろんな方が乗っているため、同乗者の柔軟剤やシャンプー、タバコなどに反応してしまうのです。

そのため、どうしても行きたい場所がある時は、自分の車で行くしかありません。
化学物質過敏症の診断をしてもらうため、福井から東京に行った時も自分の車でした。

また、普段の買い物や、診療に通うにも車は必要です。
かといって、どの車でも乗れるわけではありません。

芳香剤やタバコが吸われた車はもちろんダメですが、エアコンの吹き出し口につけた消臭剤やスプレー剤をしたシートなども反応します。
また、車にはいろんなものが乗せてあるもので、ひざ掛けやシートのカバーから柔軟剤の香りがしたり、香料の入ったお菓子のゴミがゴミ袋にあったりします。

さらに、新しい車にも乗ることができません。
シートや内装から出る物質に加えて、カーナビなどの電子機器から出るガスが目にも刺さり、息苦しくなります。

以前、母の車のカーナビが壊れて新しいものと取り替えたら、私は息苦しく、目も開けられないほどになりました。
その頃どうしても母の車に乗らないといけない時は、カーナビの上にラップを何重にもして養生テープで貼り付けました。カーナビからのガス(?)が抜けるまで、8ヶ月ほどかかりました。

両親の車もできるだけ私が乗れるよう、普段から洗剤を使わずに掃除をし、タバコは吸わないようにしてくれています。
私の車が車検などで使えなかったり、体調が悪くて診療に連れて行ってもらう時に乗れるようにするためです。

また、今の車がだめになった時に次の車をどうするか、という問題があります。
中古車もまた、前の人が使った芳香剤や、シートについた洗剤の香りで乗れるものがありません。

なので、私の車がだめになった時は、母の車をおろしてもらうようお願いしてありました。



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wacca代表。シルクスクリーン製版、衣装制作の(株)横山工藝 取締役 。アトピー性皮膚炎歴30年、2009年に化学物質過敏症を発症し、2013年に診断。2012年~14年が一番状態が悪く、今は寛解(かんかい)に向けて前進中。 「心地いいが基準になる暮らしのために」をコンセプトに、過敏症患者さんも一般の方も安心して使えるものづくりを目指して、スタッフとともに試行錯誤しています。

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