香りつき柔軟仕上げ剤の流行と化学物質過敏症⑥—会社でのお願い

Tさんは「紫色のパッケージ(Tさん談)」から無添加の石けん洗剤に変えてくれました。でも、合成洗剤からいきなり無添加石けんに変えるのはハードルが高いと感じる方もいらっしゃるかと思います。

実際、社内でもみんなが無添加洗剤にしているわけではありません。

私が会社で一緒にいられる人に何の洗剤を使っているか聞いてみると、メジャーな合成洗剤がほとんどです。

例えば「普通のアタックで洗って、柔軟剤は使っていない」人や「無添加さらさを使っています。ただ、香りが飛ぶまで外でよく干してます。」という人。また、おうちの人がタオルは柔軟剤でふわふわにしたい、とのことで、会社に来る服は柔軟剤を使わず別で洗ってくれている人もいます。

これは化学物質過敏症が重度の方にはあてはまらないかもしれませんが、以前より少し体調の良い私には耐えられるレベルです。

ただ、環境にも左右される面があります。

会社の広いフロアや風通しのよい場所では耐えられても、車のような狭い空間では耐えられないこともあります。会社では大丈夫な洗剤も、車に一緒に乗ると空間の中の濃度が濃くなり、苦しくなることもあります。

このことから考えると、香りというのは一つの目安で、香りを持続させる成分や、拡散させる成分の方に化学物質過敏症の患者は反応しているとも言えます。

合成洗剤で洗った服も私たちは着られないので、本当は無添加の石けん洗剤にしてもらえるのが一番楽なのですが、「香りつき」の洗剤や柔軟剤を使わないということなら、スーパーやドラッグストアで色々売っていますし、まずは取り組みやすいかと思います。

急に一番良い状態になることはないですし、少しずつ改善できるなら十分だという気持ちで取り組んでいます。

お互いに無理のない範囲で、ベイビーステップで共存できる方法を探すことが、結果として一番進むような気がしています。



たくさんの人が化学物質過敏症の現状を知ってもらうために、応援してくれています。
このバナーをクリックしてくれるだけでこの応援の輪がどんどん広がっていきます。
ご協力ありがとうございます。

にほんブログ村 病気ブログへ にほんブログ村

にほんブログ村 病気ブログ 化学物質・電磁波過敏症へ にほんブログ村

wacca代表。シルクスクリーン製版、衣装制作の(株)横山工藝 取締役 。アトピー性皮膚炎歴30年、2009年に化学物質過敏症を発症し、2013年に診断。2012年~14年が一番状態が悪く、今は寛解(かんかい)に向けて前進中。 「心地いいが基準になる暮らしのために」をコンセプトに、過敏症患者さんも一般の方も安心して使えるものづくりを目指して、スタッフとともに試行錯誤しています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です