化学物質過敏症で親が介護になったら②

父の介護認定が出て、デイサービスを受けられることになった。

ケアマネージャーさんからは父の趣味を勘案して、木工ができる施設を紹介してもらった。

「楽しみだなぁ」という父にほっとした。

昨日はもらったパンフレットを何度も見返し、赤線までひいて、夕方眠らなかったらしい。

この2ヶ月ほどは夕方うたた寝して夜を朝と勘違いし、母がずっと眠れなかったのが、今朝は初めて5時まで起こされなかったそう。

徘徊もなかった、と。

やはり気持ちの面は大きいのだとおもった。

自分がいていい居場所が見つかる。
その安心感。

化学物質過敏症(カナリアン)さんも同じことを経験する。
自分がどこで生きたらいいのか、不安と孤独感で潰されそうになる。

カナリアハウスはそんなカナリアンさんの居場所になりたいと思って作った。

急速に症状が悪化した父の対応に苦慮しながら、父の尊厳を守るにはどうしたらいいんだろうと考えていた。

人はどんなときも尊重されたい。

症状が違っても、同じなんだなと父から学んだ気がします。

『大丈夫、きっとよくなる。化学物質過敏症の私がつくった製品wacca(ワッカ )』

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カナリアハウス主宰|シルクスクリーン製版の(株)横山工藝 取締役。学芸員(美大卒)。2009年に化学物質過敏症を発症し、2013年に診断。12年~14年、21年が最も状態が悪く、今は寛解(かんかい)に向けて前進中。アトピー性皮膚炎歴30年。 過敏症の方が使える衣類を開発・製造して「ワッカ」http://store.wacca-f.com で販売|衣食住に関する情報発信は「カナリアハウス」https://canariahouse.com |著書に「化学物質に過敏なあなたへ」https://amzn.to/3UdVC2T|YouTubeチャンネル「カナリアハウス」 https://www.youtube.com/@canariahouse

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