防災スカーフがあると安心
防災スカーフをご存知ですか?
災害時に、外見から障がいや難病があるとわかりにくい人への支援や配慮ができるよう作られました。
先日防災の日(9月1日)に福井市から送られたラインにも案内がありました。福井市の防災スカーフは私がデザイン提供しています。
化学物質過敏症も曝露すると話せなくなったり、うずくまったりします。自分の症状やお願いを書いた防災スカーフを携帯していると安心です。
着用したときに右腕にくるヘルプマークはポケット型になっていて、スカーフを畳んで収納できます。
さらにタブがついていてカバンに下げることもできます。
いつ災害にあうかわからないので、携帯が大事だと思いこのデザインを考えました。
個人情報の内容はお医者さんに取材して決めました。例えば薬を出すのに必要な項目が何なのかわからなかったので。
私は主治医の連絡先も書いていますし、飲ませてほしい重曹も一緒に入れています。
男性も使えるようスカーフは大判サイズにしています。
防災スカーフがどんなものなのか、使い方など福井市が作成した動画がわかりやすいです↓。
私がデザインした経緯は、ヘルプマークが欲しくて福井市障がい福祉課に問い合わせたところ、防災スカーフを作る案があるのだけど協力してくれないか、と逆に頼まれたのがきっかけです。
私がオーダー衣装の仕事をしていることを担当者の方がご存知だったようです。
当事者として欲しい形を考えられたので、よい機会でした。
こちらのスカーフが欲しいという声もよくいただくのですが、これは福井市が市内在住の希望者に無償で提供しているもので販売はされていません。
予算も市内の企業・個人から寄付を募って制作しています。弊社も協力しましたが、障がい福祉課の方が頑張って寄付を募り、千個以上作ったと記憶しています。
今回私のTwitterでもご紹介したところ、多くのカナリアンさんから欲しいという声が上がりました。
販売がないなら自分が住む自治体へ提案しても良いですか、という方も。
こちらの福井市へのデザインは私が著作権を放棄していて同じものをお渡しすることはできませんが、デザインが欲しいということであればリデザインしてデータを差し上げますよ、とお話ししています。
自治体で何かを作るときにデザインが問題になることが多いと個人的に感じています。モノを制作する予算は用意されていても、デザイン料が設定されていないことが経験上よくあります。どんなものを作ったらよいかわからないまま話が進まないこともあります。
ということで、防災スカーフを地元自治体に提案したい、お願いしたいからデザインが欲しいという方はコメントや私のTwitterへお知らせください。
協力できるところはさせていただきます。
『大丈夫、きっとよくなる。化学物質過敏症の私がつくった製品wacca(ワッカ )』
たくさんの人が化学物質過敏症の現状を知ってもらうために、応援してくれています。
このバナーをクリックしてくれるだけでこの応援の輪がどんどん広がっていきます。
ご協力ありがとうございます。
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