地味だけど確実に変わる!体調記録
確実に力になるもの
昨日、コメントをくださった方への返信に、私が2023年に執筆したKindle本のリンクをつけようと、久しぶりにアマゾンで自身の本を検索しました。
すると、レビューに初めて「星1」が。
コメントを見ると「新しいことが無い」とのこと。
思わず「その通り!」と膝を打ちました。(笑)
化学物質過敏症に向き合って16年。
私は、これまで試行錯誤してきて効果があったことや分かったことを、ブログや書籍、SNS、YouTubeなどで発信しています。
そこでは「これを使ったら劇的に良くなった」「こうすれば○ヶ月で治る」といった方法は、一切ありません。
むしろ、私が実践しているのはどれも目新しさはなく、地道な方法ばかり。
でも…続けることで確実に力になる。
そう実感していることの一つが「体調記録メモ」です。
「足し算」ではなく「引き算」
私が化学物質過敏症だと周りに打ち明けはじめた当初、善意から「この食品で体が浄化されるよ」「この機械に足を浸ければ…」といったアドバイスを多くいただきました。
過敏症を発症し、日に日に重くなっていく症状に、私自身も
「明日目が覚めたら普通の体に戻っていたら」
と、何度も奇跡を願いました。
「一刻も早くこの生活を脱したい!」という焦燥感にもかられます。
だからこそ「これを使えば良くなる」といった情報に惹かれる気持ちもよく分かります。
けれど私は、回復するためには「足し算」ではなく「引き算」が必要だと感じました。
「何かをしたら良くなるのではない、何かをやめていかないといけないんだ」と。
私には、自分自身の体の声を無視し続けてきたという自覚もありました。
なぜ私は化学物質過敏症になったんだろう…
それを知るために「自分はどんな時に、何に反応がするのか」、心と体の両面を観察し、メモを書き始めました。
体調記録メモが助けてくれたこと
ただただ観察して記録するだけ。
これは決して新しい方法ではありません。
でも、時間をおいて振り返ると「この時期は調子がよかった」「あれが原因で反応が出ていた」など、客観的に気づけます。
私はこのメモを主治医にも見せています。
病院でも化学物質に曝露し、思考力低下や呂律が回らない症状が出て、うまく伝えられないこともあるからです。メモがあれば、症状を正確に伝えられます。
診察後は主治医に言われたことを書き込みました。
化学物質過敏症の症状には『記憶力の低下』もあるため、診察時には「なるほど」と思ったことも、時間がたつと忘れてしまうことが多いのです。
でも、後で自分が書き込んだ医師の言葉を読んで、
「ああ、そうだった。それが原因だから今度は気をつけないと」と、
思い起こせることもたくさんあります。
メモに残せば確かな「自分の知恵」になります。

前より良くなっている、悪くなっている、もより確実に捉えられる。
※診察後、医師の言葉を赤字で記載
「寛解」とは元に戻ることではない
長年続けるうちに、私は「寛解=元の体に戻ること」ではないと気づきました。
寛解した自分は、むしろ進化した私です。
自分の体と心に耳を傾け、世の中の製品のことを学び、何が大事かを見極める力がついている。
薬や手術で一気に症状がおさまる疾患ではない分、時間はかかります。
けれど、その過程で「自分で健康を維持する力」が確実に育ちます。
継続は力なりはホントだった
「続けるのが苦手」と思う方も多いでしょう。
だからこそ、手っ取り早く、即効性をうたった改善策に惹かれる気持ちもよく分かります。
でも、本当に良くなりたいと願うなら…地道な継続こそが近道です。
私自身も「本当は化学物質過敏症のままでいることが、自分にとって都合が良かった」という深い気持ちに気づくまで何年もかかりました。
気づいた瞬間から、症状は大きく改善しました。
劇的な変化も、実は小さな積み重ねの延長線上にあるのです。
ここまで読んでくれたあなたへ
ここまで読んで「やりたくないな…」と感じた方もいるかもしれません。
でも、その気持ちに気づいた今が向きあいどきです。
どうか勇気を出して、まずは体調記録メモを1行だけ書いてみてください。
それが、未来を変える一歩になります。
カナリアンさんは真面目な方が多いので、その1行で終わってしまっても自分を責めないでください。まず一歩を踏み出したことに拍手です。
わからないことがあれば、コメント欄やカナリアハウスの往復書簡にメッセージをください。
大丈夫。きっとできます。
そして、健康で豊かな人生を自力でつかめると思います。
体調記録メモ無料ダウンロード!
私とカナリアハウスのスタッフが考案した「体調記録メモ」をPDFにしました。
無料でダウンロードできますので、ぜひご自身の体調観察に役立ててください。
🔗こちらをクリックして無料ダウンロードできます。
『大丈夫、きっとよくなる。化学物質過敏症の私がつくった製品wacca(ワッカ )』

たくさんの人が化学物質過敏症の現状を知ってもらうために、応援してくれています。
このバナーをクリックしてくれるだけでこの応援の輪がどんどん広がっていきます。
ご協力ありがとうございます。



始めまして…
娘が過敏症を発症して15年程経ちます。その時から仕事も出来ず
何とか貯金や親の援助の元やりくりして来ましたが、私達親も高齢になり先が不安との事で嫁いだ孫(本人の子供)の所に今年の3月から身を寄せておりますが…孫も自分達の生活もあり娘に対して冷たい態度で接し仕事に行けば!居るだけでムカつく!等の言葉を投げかけて来るとか。
この体で仕事を探すも務める事も出来ず、金銭的にもゆき詰まり…と。辛い毎日を過ごしております。
他のこの病気の方達はどの様にして生計を立てて居られるのか?又お仕事をされているのならどの様な仕事に付かれて居られるのか等などアドバイスを頂けたなら…
又この辛い気持ちを共有出来る方々が居られたら…とう気持ちで投稿させて頂きました。
宜しくお願い致します。
本人は化学物質過敏症の他に昨年膠原病も発症しており電磁波等も酷く感じますしスマホも使用出来ないので母親の私が代理で投稿しました。
山田さん
こんにちは、コメントありがとうございます。
状況としては理解しました。
多くの過敏症さんが直面することだと思います。
今の娘さんの状態で仕事に就くというのは、とてもハードルが高いと思います。
病状を伝えて仕事についても、休みがちになったり、職場の人間関係が悪くなったりして辞める方も多いです。
障害年金を受給できる方もいますが、それで生活できる金額ではありません。
私自身の体験、考えになりますが、
化学物質過敏症を発症したということは、家族関係と向き合う必要があるのだなと感じます。
仕事につけない、収入がない、頼るのは家族になる。そこで家族との人間関係が悪くなったりこれまで隠していた感情が表面化したりします。
私はこのことに何年も向き合いました。
両親との関係、夫、そして息子二人とも向き合いました。
ものすごく辛いです。
簡単にはお勧めできませんが、でも、これを乗り越えると同時に私の過敏症の症状はどんどんよくなりました。
娘さん本人がよくなることが一番望ましいです。
それは、周いの家族の負担を減らすため、という理由ではなく、どんな人も自由に楽しく生きるために生まれてきたと私は信じているんです。
ご本人も未来に対して暗いイメージしか湧かないかもしれませんが、私は過敏症の方全てに言いたいです。
大丈夫、よくなりますよ、そして、また新しい世界に出ていく日が来ますよ、と。
その前に、ケリをつけなくてはいけないことがあると思います。
それは過敏症さんの多くが抱えています。共通しているのは家族関係の問題だと、たくさんの過敏症さんの相談を受けていて思います。
なにより私自身がそうでしたから。
衣食住を全て整え、これ以上何をやったらいいんだと思いあぐねた結果私が辿り着いたことです。
そして、寛解を迎えつつある今、症状の改善に一番効果があったと思っていることです。
娘さんに伝えてください。
大丈夫、きっと良くなります、と。