アレルゲンを除去してのリフォームは「投資」と考える

自分が理想とする環境をつくるリフォームには、それなりの費用がかかりました。
夫は当初、これくらいかな、と予想していたようですが、最終的に、それをはるかに超える金額になっていました。

私はこのリフォームを、自分への投資だと考えていました。
元気になったら取り返すから、仕事して売上つくるから、だからさせてほしい、と思っていました。
夫は私が思うようにさせてくれました。

最終的に、そんなお金はなかったので、銀行から借りることにしました。
こんな状態でも借りられたのは、両親や会社の信用のおかげだと思います。

そして、自分で事業をやった経験が自信になっていました。

大丈夫、体が動けるようになったら、取り返せる。

このまま寝ているわけにはいかない。
仕事をしなくては。
売上がないと、社員さんにお給料が払えなくなる。
自分たちも生活ができなくなる。
だから、自分が動けるように最善を尽くそう。

という論法でした。

仕事をしてきたおかげで、時々冷静に、理性的に考えることができました。
体の具合が悪いと、マイナス思考になり、感情的になりやすく、状況は悪化します。
落ち込む時間が多く、気持ちに左右されやすい頃でしたが、お金は数字なので一瞬仕事モードの自分になりました。頭の切り替えができて、当時としては珍しくプラスの考え方ができたと思います。

大丈夫、取り返せる。

今でもピンチだと思ったとき、口にする言葉です。

『大丈夫、きっとよくなる。化学物質過敏症の私がつくった製品wacca(ワッカ )』

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カナリアハウス主宰|シルクスクリーン製版の(株)横山工藝 取締役。学芸員(美大卒)。2009年に化学物質過敏症を発症し、2013年に診断。12年~14年、21年が最も状態が悪く、今は寛解(かんかい)に向けて前進中。アトピー性皮膚炎歴30年。 過敏症の方が使える衣類を開発・製造して「ワッカ」http://store.wacca-f.com で販売|衣食住に関する情報発信は「カナリアハウス」https://canariahouse.com |著書に「化学物質に過敏なあなたへ」https://amzn.to/3UdVC2T|YouTubeチャンネル「カナリアハウス」 https://www.youtube.com/@canariahouse

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