香りつき柔軟仕上げ剤の流行と化学物質過敏症①

化学物質過敏症を発症した当初は、まだ外出ができていたと思います。

状況が悪化したのは、2012年から2013年ごろ。
香りつきの柔軟仕上げ剤が流行りだし、どこへ行っても息苦しく、徐々に外出できなくなりました。

また、私にとっては頼みの綱だった鍼治療の待合室にいられなくなりました。
車で待機して、順番がきたら入るようにしましたが、他の患者さんの前を通る時は息を止めて急いで診察室まで入っていました。

そこの治療院は、1つの部屋に4つのベッドがあります。
カーテンで仕切られていますが、先生は順番に患者さんをみていきます。

そのうち、先生の指先や服から他の患者さんの香料がするようになりました。
また、カーテンの向こうや、自分が寝ているベッドからも、それまでの患者さんの臭いがして居られなくなりました。

県外の治療院まで通っていながら、むしろ悪化して帰るような日もありました。

発症当時よりも体調は多少改善していましたが、環境が悪化して外出はむしろどんどんしづらくなりました。

人に会えない、旅行にもいけない、出張もできない。
少しずつ頑張れば、将来は生活がよくなるかもしれない、と思っていましたが、大きな壁に立ち塞がれたような気分になっていきました。



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wacca代表。シルクスクリーン製版、衣装制作の(株)横山工藝 取締役 。アトピー性皮膚炎歴30年、2009年に化学物質過敏症を発症し、2013年に診断。2012年~14年が一番状態が悪く、今は寛解(かんかい)に向けて前進中。 「心地いいが基準になる暮らしのために」をコンセプトに、過敏症患者さんも一般の方も安心して使えるものづくりを目指して、スタッフとともに試行錯誤しています。

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