2回目の白内障手術をしました

術後2年、左目も手術に

2018年にアトピー性白内障になり、右目だけ手術しました。
同時に、強い近眼なので眼内レンズを入れる手術もしました。これでコンタクトレンズが不要に(やったー)。

眼内レンズはアクリルの板。化学物質過敏症でアクリルレンズを入れたらどうなるか予測がつきません。左目の白内障は黒目にかかっておらず、視ることに支障はなかったので、何かあっても片目は残そうという気持ちで両目同時の手術は避けました。ただ、左目の白内障も今後5年以内に手術が必要になるだろうと医師から言われました。

手術をした右目はこの2年とくに問題はなく、コンタクトレンズをしないので目の痒みがなくなりました。

一方左目はだんだんみえづらくなり、最近は文字や数字を読みまちがえることも。コンタクトレンズの影響で目がかゆく、こするので傷もあります。昨夏はその傷に菌が入って大変なことに。
そこで医師と相談し、左目も白内障と眼内レンズの手術をすることに決めました。

手術前の検査

検査には目の表面を正常に戻すため、コンタクトレンズを1週間外して生活します。左目のコンタクトを外すと半分ぼやけて視界がおかしくなるので、仕事に影響のない年末年始に外し、休みが終わる頃に検査。

化学物質過敏症で病院に入るのも辛いですが、今は新型コロナ感染拡大の影響で消毒が強化され、さらに辛い環境でした。予測はしていたので、ワッカのマスクにガーゼフィルターを入れ、カバーマスク(試作品)を上から着けました。

化学物質過敏症のためのマスク。
写真はカバーマスク。
フィルター入りマスクに重ねて使うと
ガーゼ10枚分に。

前回の手術時より病院の化学物質過敏症への対応や理解が進んだ印象でした。私のカルテが入ったクリアファイルには「化学物質過敏症」と大きく書かれています。

検査の方も器械を使うたびに消毒するのですが、パタパタと乾かしてから呼んでくれました。

ハーフケットKURUMUをかぶって検査を待つ。
以前は綿毛布を巻いていて、周囲も驚いていた。
KURUMUの紐を結んでケープのように使える。
頭からかぶれば髪の毛への移染も防げる。

心電図の部屋は、入り口に「消毒済み」と表示してあり、部屋の中に消毒薬が充満していました。ベッドにKURUMUを敷いて横になります。 看護師さんは私が反応するゴム手袋も外して、処置してくれました。

採血では「アルコールに過敏症のある方は申し出てください」との表示が。申し出ると違うもので消毒し「今後はカルテに載るので大丈夫ですよ」と言われました。

アルコール消毒に反応する人も増えている。
別の消毒方法があると知ってほっとした。

2年前の検査時に、瞳孔を開く点眼一滴で震えと寒気、吐き気がおきました。その記録がカルテにも残っていて、今回は違う薬で点眼してくれました。前回より少し楽。でも待合室に人が増えるにつれ、柔軟剤等の香料も強くなり、消毒と香料、投薬でフラフラに。検査後は写真↓のようなぐったりした状態に。

朦朧としています。

この後看護師さんが声をかけてくださり、人が少ない隣の耳鼻科でベッドに寝かせてくれました。手術の説明もベッドで横になりながら聞きました。

手術前日の準備

手術は1月13日。私の住む福井は1月8日ごろから大雪になりました。3年前も大雪になりましたが、今回も1500台の車が立ち往生するほど混乱し、市中へ出ることもままなりません。

会社前。ようやく除雪が入ったあと。

弊社も遠方の社員はリモートや自宅待機、徒歩でこれる約半数の社員で営業しました。製造業なので、全員をリモートにすることができません。できる範囲で営業をしました。

歩いて来た社員に「明日の手術、最悪歩いて病院に行こうと思う」と話すと「奈保子さん、絶対無理ですよ。道なき道を歩きますし、車が渋滞して排気ガスがすごいですから。」と。

その後、大きな通りは除雪が入ったとのこと。これは車で行けるかも、と夫の4WDで早朝出発することにしました。

何かあったら車を降りて歩くことも想定し、手術に必要なものはリュックに入れて準備しました。

数年前のものでにおいも抜けたリュック。
ヘルプマークもつけた。

入れたものは
・ワッカのシーツSHIKIFU
・ワッカのハーフケットKURUMU
・ワッカのマスク、ガーゼフィルター、カバーマスク
・重曹(主治医から出されている。気分が悪くなったら飲む。)
・水筒(水)
・書類(手術の同意書など)
<以下、病院支給のものを使わないために>
・手術室で履くスリッパ
・頭に巻くバンダナ(手拭い)
・点滴や眼帯を止める紙テープ

シーツSHIKIFUと新聞を比較してみました。
くるくるっと 丸めるとコンパクトになるのでリュックにおさまります。

手術当日

病院が配慮してくれて、人が少ない一番目の手術にしてくれたので手術室に8時40分にいないといけません。普段なら15分程で着く病院ですが、早朝6時に出発しました。

除雪が入っていない自宅前から大きな通りに出るまでが冷や冷や。スタックしないことだけを願い、大通りに出たあとは常に大きな道を選択して遠回りしつつもなんとか病院へ到着。

病院が開く前につくことができました。
ほっとして駐車場で持参した朝ごはんを食べ、仮眠。

病院が開いて受付を済ませたあとは、消毒の影響を逃れて併設のタリーズで待機。手術の時間までここで過ごします。

ソイラテはコーヒーを半分にして。

時間になり手術室へ。個人を識別するバンドをつけられる。「服の上からなら大丈夫ですか?」と看護師さん。 わかって頂いてる安心感。

他の人から1番距離をとったベッドで手術前の点眼と点滴をします。2年前の経験で開発したワッカのシーツSHIKIFUをベッドに敷き、ハーフケットKURUMUは枕をくるんだらベッドも快適になりました。

そのままのベッドには横になれない。
SHIKIFUとKURUMUで安心感があった。

アルコール消毒ができないので、点滴の台にも大きくアルコールダメの表示。 ここにも表示が。

手術室に入り、酸素飽和度をはかる機械をつけるときも、看護師さんが反応しないか確認。手術は座った状態で行います。機械と先生が一緒に手術している感じです。 手術は10分程度で終了。 前回右目を手術してから2年でさらに進化していると感じました。

手術室から戻り様子をみるためしばらく横に。写真は術後の私。手術着は着られないので自分の服の上に不織布のガウン、帽子のかわりに自前のバンダナをつけています。ワッカのマスクにはガーゼフィルター入り。スリッパや、点滴や眼帯をとめるテープも私が使えるものを持ち込みました。

日帰り手術なので、30分ほど休んでから帰宅。

過敏症の主治医から出されている重曹も飲みました。

前回の経験と病院に配慮頂いたお陰で、前より楽に終えられました。 それでも、普段体にいれない薬剤や病院の環境でぐったりして、帰宅後はひたすら眠りました。 午後に病院から術後かわりないか確認の電話。答えてまた眠る感じに。

術後の経過

翌日から目薬もささなくてはなりません。

私の場合、ベガモックスはまだ耐えられたのですが、 ベタメタゾンは目から喉を通っていく時に悶絶。 さすと2、3時間は気分が悪いので、夜の分は寝る直前にさして、寝てしまうようにしました。

術後2ヶ月間さすブロナックは、前回ひどく体調を崩したので医師と相談して見合わせました。(いずれも私も場合ですので、ご自身で使用される場合は医師にご相談ください)

翌日は診察があり、医師から順調ですねと言われました。手術してくれた先生と、看護師さんに 「色々配慮して頂いたおかげで、前回より楽でした」 とお伝えしたらとてもホッとされてました。案内の事務の方まで。 アレルギーは病院側も気を張りますよね。

その日、私のファイルには「化学物質過敏症」の他に「○○を使う」と今回使えた薬剤も大きく書かれていました。 追加されている(笑)。 みなさんがなんとかしようと考えてくださるのを感じ、これからも色々トライできるかも、と希望を感じました

入浴も翌日からできたのですが、久しぶりに薬剤が体に入ったからか、自分の汗から薬のにおいがしました。耐えてくれた体に、感謝しました。

現在の状態

眼帯が外れた朝、目覚めたら部屋がくっきり見えます。 そうだ、もうコンタクトレンズいらないんだ。 新しい人生の始まりみたいな気がしました。

術後1週間は眩しい感じがします。
手術をして4週間たった今は(2月9日)、視力もだいぶ安定してきました。

問題は解決できると信じる

化学物質過敏症だと、日常生活もままならず、まして手術なんてどう乗り切ったらいいのか不安だらけです。私もそうでした。

でも、以前から比べると病院も化学物質過敏症に対して理解が進んだと感じます。看護師さんが声をかけてくれたり、症状を知って対応してくれているのを感じると、とても心強かったです。

これまでたくさんの方が声をあげてくれたおかげだと思います。また、いいことではないですが、患者が増えたということでもあると思います。

シーツやマスクは、繊維のことがわかる私ができる解決方法でした。同じような経験をされる過敏症患者さんが少しでも不安を取り除けたらと思い開発しました。

オーガニックコットンのシーツSHIKIFUやハーフケットKURUMU、化学物質過敏症を考えてフィルターをいれるポケットをつけたマスクやガーゼフィルターは、ワッカというオンラインストアで買うことができます。

過敏症だと例えオーガニックコットンでも自分に合わないことがありますよね。
私もそういう経験をしてきたので、生地サンプルも作りました。カートシステム上無料にできないのでサンプルは300円ですが、購入時に代金返金するクーポンをつけています。

難題と感じる場面も多い疾患ですが、解決方法はある、と信じて取り組んでいます。手術も乗り越えられたように。


▼化学物質過敏症、香料対策、オーガニックコットンのお店【ワッカ】
https://store.wacca-f.com/



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wacca代表。シルクスクリーン製版、衣装制作の(株)横山工藝 取締役 。アトピー性皮膚炎歴30年、2009年に化学物質過敏症を発症し、2013年に診断。2012年~14年が一番状態が悪く、今は寛解(かんかい)に向けて前進中。 「心地いいが基準になる暮らしのために」をコンセプトに、過敏症患者さんも一般の方も安心して使えるものづくりを目指して、スタッフとともに試行錯誤しています。

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