修理の方が置いていった洗剤のにおい、これで取れた!
洗濯機の排水トラブルで床が水浸しになり、電器店に修理を依頼しました。
メーカーから修理の方が来宅。作業中その方の洗剤香料や抗菌系成分が扉を閉めても漏れてきて、骨まで痛みが出ました。
帰られた後、洗面所はもとより家中の窓全開で扇風機もガンガン回したのですが全くにおいが減らない…。
石けんやセスキで床を水拭きしてもにおいが取れず、これはヤバいタイプだ…と段々青ざめる私。
「うわぁ、これは家具までいってるな」と洗濯機が置かれている周囲の家具もふくのですが、においは消えません。
置いてあったタオルや衣類もにおいます。
「床の結果次第では洗濯機に入れられないなあ…床のにおいが落ちなかったら布ものは全捨てだなあ」と考えつつ掃除。取れない香料はくっつく力が強いので、洗濯した衣類から洗濯機ににおいがつき、その後の洗濯物へ移香します。これで過去に洗濯物を全捨てした経験があります。
においを辿ると洗面所だけでなく廊下や階段など修理の方が通った所もにおいます。
マスクをして掃除しましたが、においが取れたかどうかは鼻で嗅いで確認したためどんどん体調が悪くなりました。4、5時間続け力尽きて倒れていたら、泊まりに来ていた妹と姪っ子が外出先から帰宅。
「おばちゃんどうしたのこのにおい!大丈夫?」
と姪っ子が口元を手で塞ぎながらかけ寄ってきました。
状況を理解した妹があわてて「私がやる!」
先日引っ越したばかりの妹、引っ越し先のにおいを取るのにすごく良かったものがあると。
それがマイクロファイバークロス。
これで家具や洗濯機はもちろん、電気の傘の埃にもにおいがついてると拭き取ってくれました。
平面はもちろんですが、埃も丁寧に取り切ることが大事。
あんなに拭いても残っていたにおいが少しずつ減り始めました。
「すごいね、マイクロファイバークロス!」
と感激する姉妹。
洗面所は大掃除も終了しました。
におい取りも兼ねて、これからあらゆる所をこのクロスで掃除しよう。
翌日その話を会社でしていたら、スタッフがちょうど掃除用にマイクロファイバークロスを買ってきたとのこと。
「waccaの縫製場も洗剤を使わずこのクロスで水拭きしますね」
とスタッフ。今年の大掃除、マイクロファイバークロスが大活躍しそうです。
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ちなみに、さすがにこれは伝えておいた方がいいと思って、修理を依頼した電気店に事情を連絡しました。
すると電話口の方が「化学物質過敏症知ってます、先日ちょうどテレビで見たんです。」と丁寧にお詫びを言ってくださりメーカーさんにも伝えてくれたよう。
なぜならその後すぐ修理の方からお電話があったから。
修理の方も「本当に申し訳ありませんでした」と恐縮されるので
『責めているわけではないんです、ご存知ない事だと思うので。ご連絡したのは他のお宅に行かれた時に私のような方がいることもあると思うので…同じ症状の方は福井にもいますから』
とお話しました。
このブログも読んで下さるそう。
洗剤は夏にデオドラント系の洗剤に変えたのだと仰ってました。
よそのお宅に伺うお仕事だからこそ気を遣われて、そうした洗剤を選ばれたのだと思います。
工事関係者や大工さんなどは、香料、抗菌、防臭をうたった洗剤を使われる方が多いです。なので、修理の方が来るときは気を張ります。作業中はどこかへ避難することも多いですが、帰宅しても成分が部屋に残っていると体調が悪くなります。
患者にとっても言いづらい話ですが、その方との間で困ったことが起きた時はお伝えするのが大事だと思っています。ただ、多くは良かれと思ってその商品を使われている方がほとんどです。なので、感情的に怒ったり非難する言い方にならないよう私は気をつけています。その方は普通に売られている洗剤を買っただけ、なのですから。
化学物質過敏症について、そして一般に売られている洗剤で起きる反応について知る方が増えるのはありがたいです。
まずは知っていただくこと、そのためにも自分が困っていることを正直にお話するようにしています。
『大丈夫、きっとよくなる。化学物質過敏症の私がつくった製品wacca(ワッカ )』
たくさんの人が化学物質過敏症の現状を知ってもらうために、応援してくれています。
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ご協力ありがとうございます。
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