家族が使う薬にも反応する化学物質過敏症(1)
数年前のこと。
夫の足の虫刺されが完治せず、塗り薬は私が反応してしまうので紫雲膏でやり過ごしていたのですが、ある時足だけでなく腕にも一気に広がってしまいました。
「痒くてたまらん」と言って、夫は皮膚科へ。
医師は診るなり「自家感作ですね」。
元の患部が治らないままでいると、離れた場所に同じようなものが広がるのだそう。
すぐにお尻に注射され、飲み薬と塗り薬を出されました。
夫は「うちの奥さんが化学物質過敏症なのでにおいのない薬がいいのですが」と医師に伝えると
「においねえ、しないと思いますが」とのこと。
しかし、蓋をあけた瞬間「うおおおお」と吐き気。
「におい」はひとつの目安であって、化学物質そのものの薬は強烈でした。
「飲み薬でなんとかするか」と話していたら、夫の息がいつもと違う。
そうか、注射してきたからだ。夫の息から化学物質を感じてしまった私。
その日はあまり近づかないように過ごしました。
『大丈夫、きっとよくなる。化学物質過敏症の私がつくった製品wacca(ワッカ )』
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家族が抗がん剤の治療中、薬の臭いが部屋に充満しており気分が悪くなりそうでした。
ということは、化学物質過敏症だと
がんなっても抗がん剤は使えないですね。
吉田千里さん、こんにちは。
私は医師ではないので、使えないかどうかわかりませんが、こちらのブログに掲載した読売新聞の記事に医師の体験談があります。
化学物質過敏症を発症した医師が癌になり、入院や手術をどのように行ったか、という記事です。
▼化学物質過敏症で手術が必要になったら(2)
https://bit.ly/3eL7HXl
一般の方と同じ方法では難しくても、対応によっては可能な部分もあるのかもしれません。
私も癌になったら普通の治療は難しいだろうな、と感じています。
化学物質過敏症だとこうした不安はたくさんありますよね。
ご家族の闘病を目の前にすると、ご心配と同時に、もし自分がなったら…と。
私もつい考えてしまいますが、まだ起こっていないことを心配するとどんどん不安が増すので、日々健康的な食事と軽い運動、良い睡眠をとることに意識を向けています。