家族が使う薬にも反応する化学物質過敏症(1)
数年前のこと。
夫の足の虫刺されが完治せず、塗り薬は私が反応してしまうので紫雲膏でやり過ごしていたのですが、ある時足だけでなく腕にも一気に広がってしまいました。
「痒くてたまらん」と言って、夫は皮膚科へ。
医師は診るなり「自家感作ですね」。
元の患部が治らないままでいると、離れた場所に同じようなものが広がるのだそう。
すぐにお尻に注射され、飲み薬と塗り薬を出されました。
夫は「うちの奥さんが化学物質過敏症なのでにおいのない薬がいいのですが」と医師に伝えると
「においねえ、しないと思いますが」とのこと。
しかし、蓋をあけた瞬間「うおおおお」と吐き気。
「におい」はひとつの目安であって、化学物質そのものの薬は強烈でした。
「飲み薬でなんとかするか」と話していたら、夫の息がいつもと違う。
そうか、注射してきたからだ。夫の息から化学物質を感じてしまった私。
その日はあまり近づかないように過ごしました。
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