化学物質過敏症を知って無農薬レストランを始めてくれた畝来(うら)さん

アレルギー対応の食事、は聞くけれど「化学物質過敏症の人が食べられるレストラン」は聞いたことがありませんでした。

そのレストランは「畝来(うら)」さんです。

アレルギーの人がいけるレストラン畝来

地元で自然栽培のレクチャーをしている方から、お野菜から無農薬で作り、レストランをされている方がいるとお聞きしてうかがったのが2017年の11月。

オーナーさんは化学物質過敏症という病気があることを木村秋則さんのお話で知って、そういう人が食べに来られるお店をしたかったのだそう。うう、嬉しい。

その時は、レストランの味をナイフとフォークでいただく、というのが本当に久しぶりで、もう涙ものでした。

夫が「そうだよなあ、久しぶりだよなあ」としみじみ言っていたのを覚えています。

自宅からちょっと遠いので頻繁には行けないけれど、お休みの時には足を伸ばして行きたくなります。

今回のお盆休みにも行ってきました。

もう、お野菜がキラキラした綺麗な味なんです。

今回は前菜(サワラのカルパッチョ)、海藻と卵のスープ。メインは選べて、私はバイ貝のリゾットで夫は鶏肉のトマトクリーム煮。フォカッチャ付き。

私は小麦もダメなので、選択にお米があるのも嬉しい。(ほかにパスタもあります)

サイフォンでいれるコーヒーも有機栽培の豆。胃に優しいです。

私は糖分に制限があるので今回は頼んでいませんが、プリンなどのスイーツも美味しそうです。

香料の方への入店制限があるわけではないので、他の方と一緒の空間が難しい患者さんもいるかと思いますが、今のところ私は上手に避けられているようです。

お店の方は化学物質過敏症のことをご存知ですから、ご相談されると良いかと思います。

ちなみに、最初に訪ねた時の写真が残っていました。
11月で越前ガニが解禁されたあとだったんですねえ。

セイコガニのパスタとリゾット。
季節ごとに行きたくなります。

詳しい情報は、こちらのHPから。
お店の様子もわかりますよ。

目の前は日本海。
畳に低めのテーブルといす席。お座敷もあります。
中庭も綺麗です。

「北前船主の館」敷地内にあって、ちょっと観光気分も味わえます。

※化学物質過敏症は、反応するもの、症状に個人差がある疾病です。お店の方がなるべく配慮してくださっても、難しい患者さんもいらっしゃると思います。私が大丈夫でも、みなさんにも大丈夫とは限りません。
私もそうですが、不安な点は直接お店に確認するか、ダメだった時を想定して第2案(ここで食べられなかったらここ、あるいはこれを持参、など)を用意するようにしています。


余談ですが、お店のオーナーさんが患者さんではない場合、食に関しては気を使っていても、例えば着ている衣類の洗剤は普通の合成洗剤だったり(香料がきつくなくても)、おしぼりに香りが付いていたりします。

たえられない時は、正直にお伝えしてお願いすれば良いのかなと思います。
私の経験上ですが、たいていはみなさん、理解してくださいます。

▼畝来 – ウラ –
https://ura-fukui.jimdo.com/

公式ホームページから 動画もわかりやすいです

『大丈夫、きっとよくなる。化学物質過敏症の私がつくった製品wacca(ワッカ )』

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カナリアハウス主宰|シルクスクリーン製版の(株)横山工藝 取締役。学芸員(美大卒)。2009年に化学物質過敏症を発症し、2013年に診断。12年~14年、21年が最も状態が悪く、今は寛解(かんかい)に向けて前進中。アトピー性皮膚炎歴30年。 過敏症の方が使える衣類を開発・製造して「ワッカ」http://store.wacca-f.com で販売|衣食住に関する情報発信は「カナリアハウス」https://canariahouse.com |著書に「化学物質に過敏なあなたへ」https://amzn.to/3UdVC2T

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