化学物質過敏症を発症したらできないことが増えたけれど、頭の中は前より自由でいること

2009年の暮れに発症し、何の病気かわからないまま試行錯誤していたため、体調はなかなかよくなりませんでした。

2013年に化学物質過敏症と診断を受け、体や環境に向き合いながら改善。

その後、最悪の状態は脱したものの、外出はままならず、人にも会えない。
世の中の動きがどうなっているのか、発症前のように肌感覚で嗅ぎ取ることができない。

仕事は、会社は、これからどうしたらいいのか。社員さんもいる、その家族もいる、自分たち家族も生きていくために、経営者として、リーダーとしてどうしたら舵取りができるだろうか、と考えていました。

そんな時、「サッカー批評」という雑誌で、日本代表監督を務めた岡田武史さんが、地域リーグのサッカークラブFC今治のオーナーになったこと、立ち上げ間もないその頃、実践型コミュニティとしてオンラインサロン「TEAM OKADA」を作ったという記事を見つけました(2015年)。

私はサッカーが好きで、よく試合を見る中で、岡田さんの考え方に触れているうちに、チームを率いるリーダーとして勉強になることが多いと感じていました。

その記事を読んで、これだ、と思いました。

ネット上のオンラインサロンなら、私も参加できる。
体は動けないけれど、頭の中は発症する前より自由にしよう
前なら躊躇しそうなことを、あえてやってみよう。
そうでなければ、発症し、辛い経験をした意味がない。
自分でこの経験に意味をつけよう

周囲と同じことをやる必要もない。
人と接触する機会がない今、周りにどう思われるかなんて気にしなくていい

早速オンラインサロンに入ると、あるイベントがありました。
岡田さんと田坂広志さん(多摩大学大学院教授)、伊勢谷友介さん(俳優)の三人が登壇され、「(地域から)未来の社会モデルをどのように創造するか」というテーマで話をされました。

サロンメンバーは東京の会場に参加できるほか、全国のサロンメンバーにはネット上でライブ配信されました。

その時に受けた刺激はものすごく、数年間飢えた頭にどんどん吸収されていくようでした。

ああ、外に出られるようになりたい。
もっと、いろんなことを知りたい。
たくさんの人に会いたい、と、心から思いました。

いつか、岡田さんとお話ができるようになろう。
そのためには、遠出ができる体力をつけて、外出できるくらい回復しよう。
そして、お会いした時に話せる内容を持てる自分になろう。

完全に切り替えスイッチが入った瞬間でした。(つづく)

※現在もTEAM OKADAのコミュニティは続いていますが、月額で運営されていたオンラインサロンの形は終了しています。

▼FC今治
http://www.fcimabari.com/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です