化学物質過敏症を発症した頃のブログを見つけました

自分のブログを検索していたら、2009年から2010年にかけて書いていた個人ブログを発見しました。

ちょうど、化学物質過敏症を発症した頃です。
当時は化学物質過敏症という言葉も知らず、コトの深刻さをわかっていないので、アトピーの治療って書いています。

以下、抜粋。

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2010年2月22日 (月)
アレルギーとむきあってわかったこと

昨年どうにもならないほど体調を悪くし通い始めた針治療&整体。

昨年末から20年来のアトピーを治しています。
この3ヶ月ほど、わかったこと、経験したことは数知れず、苦しい思いをしてきましたが、返ってきたものは大きく、本当に感謝しているところです。

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この頃はだいぶいい子ちゃんで書いています。
そして、アトピーの悪化だと思っている。

体調は良くなっていないのですが、平気そうな投稿をしています。
この状態を早く終わらせたい、という気持ちが見え隠れします。

でも、実は不安で仕方ありませんでした。
仕事もしていたし、経営者だし、体調が悪いなんて周囲に知られてはいけないと思っていました。
それで、ブログやFacebookには普通の日常を送っているように書いて投稿していました。

この記事の数ヶ月前のブログを見返すと、普通の人の生活です。
母とパフェを食べに行ったり、夫の実家に帰省したり、友達と自転車で出かけたり、野球の観戦をしたり、飲みに行ったり…。

漠然と、そういう生活ができなくなる気がして、怖かったです。
それでなるべく、普通のフリをしてブログを書いていたのだと思います。

この後、そうしたフリも続かなくなり、3つほど記事を書いてブログの更新が止まっています。

あれから10年。

こんな生活が続くとは思いませんでした。
(この10年は「発症からこれまでの経緯」カテゴリに書いているので、興味のある方はそちらをどうぞ。)

たぶん、これからも続く。

ただ、発症前は知らなかった真実を知りました。

人は必ず死ぬ。
人生は一度きり。
人はいつ死ぬかわからない。


敬愛する田坂広志さんの言葉です。

だから

「さあ、今日私は何をする?」

と毎朝思うのです。

『大丈夫、きっとよくなる。化学物質過敏症の私がつくった製品wacca(ワッカ )』

たくさんの人が化学物質過敏症の現状を知ってもらうために、応援してくれています。
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ご協力ありがとうございます。

カナリアハウス主宰|シルクスクリーン製版の(株)横山工藝 取締役。学芸員(美大卒)。2009年に化学物質過敏症を発症し、2013年に診断。12年~14年、21年が最も状態が悪く、今は寛解(かんかい)に向けて前進中。アトピー性皮膚炎歴30年。 過敏症の方が使える衣類を開発・製造して「ワッカ」http://store.wacca-f.com で販売|衣食住に関する情報発信は「カナリアハウス」https://canariahouse.com |著書に「化学物質に過敏なあなたへ」https://amzn.to/3UdVC2T

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