失っていた感覚を少しずつ取り戻す

化学物質過敏症になってから、好きな色の服が着れなくなりました。
アクセサリーもつけられなくなりました。
ネイルもできないし、美容院にもいけません。
おしゃれ、から遠くなりました。

オーガニックコットンの服は、ナチュラルテイストな印象を与えます。
本来のわたしの趣味とは真逆。

じゃらじゃらとアクセサリーをつけるのが好きだったし、ラメのネイルをしていたし、どピンクで柄ガラの服も好きでした。

発症して10年、体調が上向いて少しできることがふえています。
そのひとつ、先日何年ぶりかで、自分がつけられるイヤリングをみつけました。

シリコンのイヤーキャッチがついていて、金属の接地面が最小。
金属アレルギーではないけれど、ダメなものもあるので。

ほんの小さなことだけど、自分を取り戻した気がしました。

私がいま作ろうとしている、安全な染料を使った衣服は、この感覚をもっと取り戻せるのかもしれない。

できなくなったことがまたできるよろこびは、生きる力になるし、希望をうむ
大げさでなく、そう思います。



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wacca代表。シルクスクリーン製版、衣装制作の(株)横山工藝 取締役 。アトピー性皮膚炎歴30年、2009年に化学物質過敏症を発症し、2013年に診断。2012年~14年が一番状態が悪く、今は寛解(かんかい)に向けて前進中。 「心地いいが基準になる暮らしのために」をコンセプトに、過敏症患者さんも一般の方も安心して使えるものづくりを目指して、スタッフとともに試行錯誤しています。

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