オーガニックコットンの父 近藤健一さんとの出会い(1)
2011年12月1日。
大切な出会いがありました。
その頃の私は、化学物質過敏症を発症していたものの、数々の病院を訪れても原因も病名もわからず、ただひたすら鍼治療を受けていました。
その日、珍しく体調がよかったので、久しぶりに会社に出ました。
すると来客が。
「オーガニックコットンの父」「糸の魔術師」と呼ばれる近藤健一さんとの出会いでした。
近藤さんはクラボウ、大正紡績といった紡績会社で300種類以上の糸を作り出した技術者です。
前日、私は不思議な夢をみていました。
大きな象が、会社の玄関に来る夢でした。
なぜかはっきり覚えていて、その象と同じ色のジャケットを近藤さんが着ていらしたので、思わずその話をすると、
「それ、僕だよ。僕、象さん大好きなんだよ。」
と茶目っ気のある笑顔でおっしゃいました。
当時の私は、アトピーで長年使っていたステロイドが使えなくなり、止めた副作用で顔も首も皮膚がゴワゴワ。
今でもまだ皮膚は黒ずんでいますが、今以上に黒ずみ、紫色の肌でした。
なかなか着られるものがない、という私の話を聞いた近藤さんは、自分が首に巻いていたストールを外し
「これ、してごらん。オーガニックコットンのストール。これは大丈夫だよ。」
と私にくださいました。
それは「ダッカの霧」と呼ばれる、極細のオーガニックコットン糸で作られたストールでした。
(つづきます)
『大丈夫、きっとよくなる。化学物質過敏症の私がつくった製品wacca(ワッカ )』
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