オーガニックコットンの父 近藤健一さんとの出会い(2)

弊社にいらしたのは「東北コットンプロジェクト」の事業に関することでした。
震災で津波にあい、塩害にあった土地にコットンを植えるプロジェクト。

弊社に依頼されたのは、このプロジェクト用にデザインされた柄を、オーガニックコットンのストール「ダッカの霧」にプリントすることでした。

仕事のことは父と夫が受けていましたが、私にはとても大事な出会いになった気がしていました。

・・・・・

その後、どこへいくにも、そのストールを巻いて出かけました。
綿素材しか着られず薄着で過ごさなければならない冬も、首に一枚あるだけで、暖かさが増しました。

数あるオーガニックコットンの製品の中で、近藤さんがくださったストールが一番体が楽でした。

マスクをして外出しても反応を防ぎきれない時は、スッと首元からストールを顔に巻いて凌ぎました。

安心で包まれる、守ってもらえる気がしました。

それから2年間、毎日使い続けました。
使いすぎてくたびれてきた頃、東京で近藤さんにお会いした父がそのことを伝えると、またその時手元にあったストールをくださいました。

写真はその時にいただいた、2代目の「ダッカの霧」です。
こちらは今でも大切に使っています。


(つづきます)

『大丈夫、きっとよくなる。化学物質過敏症の私がつくった製品wacca(ワッカ )』

たくさんの人が化学物質過敏症の現状を知ってもらうために、応援してくれています。
このバナーをクリックしてくれるだけでこの応援の輪がどんどん広がっていきます。
ご協力ありがとうございます。

カナリアハウス主宰|シルクスクリーン製版の(株)横山工藝 取締役。学芸員(美大卒)。2009年に化学物質過敏症を発症し、2013年に診断。12年~14年、21年が最も状態が悪く、今は寛解(かんかい)に向けて前進中。アトピー性皮膚炎歴30年。 過敏症の方が使える衣類を開発・製造して「ワッカ」http://store.wacca-f.com で販売|衣食住に関する情報発信は「カナリアハウス」https://canariahouse.com |著書に「化学物質に過敏なあなたへ」https://amzn.to/3UdVC2T

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)