オーガニックコットンの父 近藤健一さんとの出会い(2)
弊社にいらしたのは「東北コットンプロジェクト」の事業に関することでした。
震災で津波にあい、塩害にあった土地にコットンを植えるプロジェクト。
弊社に依頼されたのは、このプロジェクト用にデザインされた柄を、オーガニックコットンのストール「ダッカの霧」にプリントすることでした。
仕事のことは父と夫が受けていましたが、私にはとても大事な出会いになった気がしていました。
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その後、どこへいくにも、そのストールを巻いて出かけました。
綿素材しか着られず薄着で過ごさなければならない冬も、首に一枚あるだけで、暖かさが増しました。
数あるオーガニックコットンの製品の中で、近藤さんがくださったストールが一番体が楽でした。
マスクをして外出しても反応を防ぎきれない時は、スッと首元からストールを顔に巻いて凌ぎました。
安心で包まれる、守ってもらえる気がしました。
それから2年間、毎日使い続けました。
使いすぎてくたびれてきた頃、東京で近藤さんにお会いした父がそのことを伝えると、またその時手元にあったストールをくださいました。
写真はその時にいただいた、2代目の「ダッカの霧」です。
こちらは今でも大切に使っています。
(つづきます)
『大丈夫、きっとよくなる。化学物質過敏症の私がつくった製品wacca(ワッカ )』
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