アトピー悪化の肌に最適だったダブルガーゼ

6月はオンラインストアの準備やコロナ関係のあれこれで疲弊。
さらに合わなかったサンダルを履いてしまい、色々な要因が重なって肌と体調が悪化してしまいました。

回復のためひたすら眠ったのですが、心配したスタッフが
「これ使ってみてください」
と、枕カバーハーフケットパジャマのパンツを試作してくれました。

使った生地は前記事で紹介した、オーガニックコットンダブルガーゼです。

オーガニックコットン・ダブルガーゼの枕カバー
ダブルガーゼでつくったハーフケット

アトピー肌が悪化した時は、寝ている間に掻きむしり、枕やシーツに皮膚が落ちたり、血がついたりします。

頭部も熱を持つため耳に水が溜まったり、頭皮がゆるくなってかき壊すのですが、ダブルガーゼがいい感じで湿気をとってくれて、皮膚をかき壊すこともなく、よく眠れました。


比較のためオーガニックコットンの平織(晒)生地で作った枕カバーでも寝てみたのですが、熱をもった肌がぺとっと生地について…

オーガニックコットンの平織生地(晒)で作った枕カバー

普段はさらっとして気持ちいいのだけど、体が熱を持っているとダブルガーゼの方が快適だとわかりました。

マスクの内側に使うことを考えて発注したダブルガーゼ。

実際このマスクを使った人たちからは

「梅雨の時期、ガーゼって暑いかと思ったけど、他のマスクより湿度が抑えられて熱がこもらない
長時間つけても肌が荒れない

という声が。

使っているオーガニックコットンは繊維長の長いスーピマコットン。糸の直径も長いと紡績会社の担当者さんが話してくれました。

そうか、織り方がガーゼであることはもちろんだけど、糸の面で考えても、吸湿効果が高いんだなあ。

就寝中は、冬でも200ml、夏では500mlも汗をかくそうです。

アトピー肌に汗は難しい相手。汗をかくことは大事なのだけど、かゆくて眠れなかったり、かき壊すきっかけにもなるものです。

ぐっすり眠れれば、体調も肌も回復します。

久しぶりにひどいアトピー肌になって、ステロイド離脱をした辛かった頃を思い出しました。

洗濯した枕カバーたちを干しながら
あの頃、この寝具があったらなあ…
と思わずつぶやいて、

スタッフが試作してくれたパジャマズボン、ハーフケット、枕カバー

あれ?作ったらいいんじゃないの?

このダブルガーゼ、汗をかく寝具に最適なのでは?
湿度の調整に優れているのでは?

そうだ、マスクの次は、これを作ろう。

辛い中での大きな発見でした。
嬉しい。

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カナリアハウス主宰|シルクスクリーン製版の(株)横山工藝 取締役。学芸員(美大卒)。2009年に化学物質過敏症を発症し、2013年に診断。12年~14年、21年が最も状態が悪く、今は寛解(かんかい)に向けて前進中。アトピー性皮膚炎歴30年。 過敏症の方が使える衣類を開発・製造して「ワッカ」http://store.wacca-f.com で販売|衣食住に関する情報発信は「カナリアハウス」https://canariahouse.com |著書に「化学物質に過敏なあなたへ」https://amzn.to/3UdVC2T

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