縫製する工場の壁について検討する(1)

化学物質過敏症である私の自宅の壁は、常時いるリビングは漆喰に、そうでないトイレや洗面所は珪藻土の壁紙にしています。
すべて漆喰にしなかったのは、お金の問題です。

工場の壁をすべて漆喰にするには、コストがかかりすぎます。
店舗なら見た目も重要ですが、工場は見た目ではないですし、コストは製品代にはね返るので、こうした事業の中でも必要以上にはかけない努力をしたいと思っています。
そこで、建築士さんとは、珪藻土の壁紙にしよう、と話していました。

先日、自宅リビングの壁の一部で補修が必要になりました。
あ、ちょうどいい、確認になるな、と思って、リビングですが漆喰ではなく珪藻土の壁紙を貼りました。

下地は大丈夫そうです。
この程度なら耐えられそうだな、と引き続き現場見学。

職人さんが珪藻土の壁紙を貼り始めました。すると、

「あ、接着剤だな…」

私の体が反応し始めました。

この面積でこの反応だとすると、工場全体になったら、抜けるのにしばらくかかりそうです。

「これは考え直さなくちゃ」

急いで建築士さんに相談に行きました。

『大丈夫、きっとよくなる。化学物質過敏症の私がつくった製品wacca(ワッカ )』

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カナリアハウス主宰|シルクスクリーン製版の(株)横山工藝 取締役。学芸員(美大卒)。2009年に化学物質過敏症を発症し、2013年に診断。12年~14年、21年が最も状態が悪く、今は寛解(かんかい)に向けて前進中。アトピー性皮膚炎歴30年。 過敏症の方が使える衣類を開発・製造して「ワッカ」http://store.wacca-f.com で販売|衣食住に関する情報発信は「カナリアハウス」https://canariahouse.com |著書に「化学物質に過敏なあなたへ」https://amzn.to/3UdVC2T|YouTubeチャンネル「カナリアハウス」 https://www.youtube.com/@canariahouse

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“縫製する工場の壁について検討する(1)” に2件のコメントがあります

  1.  私も接着剤はいろいろ探しました。「無添加住宅」では今でも米のリを使っているようです。
    私が手配しようとした米のリは生産中止で 木と木の接着には「にかわ職人」を使いました。
    壁は和紙クロスや私がEM(有用微生物)を使った有機農業をやっている関係でEM珪藻土と、電磁波対策も考慮したアースパウダーをEM研究機構から購入して 左官屋に使ってもらいました。
    漆喰もいいと思います。
     和紙クロス用のノリは自然由来のアウロジャパン(ドイツの会社系列)のもので、一般的なクロスにのりを付ける機械が使えます。
     アウロジャパンで検索してください。直接電話をすると相談にのってくれます。業者が購入する場合は割引もあります。

    1. 松井さん、詳しいアドバイスをありがとうございます。

      これから取り組まれる方に、とても参考になる情報ですね。
      壁も面積が広いですから、影響がありますよね。

      患者さんにとって、一番の避難場所である自宅が安全であることは重要ですし、選択肢が増えれば自分と相性のいい素材をより選べますね。

      私が自宅に使った漆喰は湿気のコントロールもしてくれるし、湿気が苦手な私にはそれも助かっています。

      工場は患者さんの生活の場ではないので、コストと相談して次のブログに書いたような方法にしました。
      私が作業する分には問題なくいられます。