食べているお米の農家さんを訪ねた
私が食べているお米の販売を始めることにしました。
その理由はこちらの記事に書いています。
化学物質過敏症を発症した後、色々なお米を試しました。無農薬のお米を買ったり、知り合いが美味しいというお米を一緒に注文してもらったり。でも食べるとやはり何かを感じる。
2016年ごろ、地元のカナリアンTさんが「この方のお米いいですよ」と教えてくれました。それが長橋さんの自然栽培米。
最初はTさんに一緒に注文してもらいました。
食べてみると、本当に綺麗な味。何も引っかかるものがない。ん?と感じるものがない。
しばらくはTさんを通じて注文してもらいましたが、Tさんも体調によって連絡がつかないこともあり、手間をかけるのも申し訳ないので「私が直接お願いしていいですか?」と聞いて長橋さんの連絡先を教えてもらいました。
長橋さんは、Tさんから聞いています、化学物質過敏症やアトピーの方に優先してお出ししているものがあります、と言われとても安心した覚えがあります。
私はTさんから、長橋さんがどのような方か、どんな場所で作っているかお聞きしていたのでそこも含めて安心でしたが、今私が皆さんに紹介・販売するにあたり、お米の背景をお伝えしなくてはと思いました。
そこで、お米の収穫が終わるのを待って(お忙しい時期なので)長橋さんの田んぼを見せてもらいました。
自然栽培で農薬を使っていなくても、隣の田んぼで通常の栽培をしていると農薬が飛んできたり、ドローンの空中散布の影響を受けたりします。
長橋さんの田んぼは点在しています。その中でも化学物質過敏症さん用に一番いいと思われる、山際にあって周囲の影響を受けない田んぼのお米を出してくれます。山からの水なので、お米自体も美味しい。
参考に、他の場所の田んぼも見せていただきました。
こちらも自然栽培ですが、他からの農薬の影響を防ぐため雑草を背を高く生やしています。
長橋さんの田んぼは全部で6町(6ヘクタール)。
お一人で作業されています。ご苦労を色々聞くなか、本当に熱い思いがあって自然栽培をされているのだと感じました。
長橋さんの自宅に戻り、あるものを見せていただきました。
お米を水に漬けるとどうなるかという実験をしたものです。
左の瓶は、長橋さんの自然栽培米。蓋を開けると発酵したような、お酒のようないい香りがします。
一方、右は特別栽培米。これでも通常の栽培より農薬を2分の1に減らしたものです。長橋さんはおにぎりになったものを使ったそうで、塩も入っている分まだマシかもしれませんが、それでもにおいを嗅ぐと「うっ」となります。灰のような、ああ農薬のにおいだとわかるにおい。
さらに私が驚いたのは、この瓶のお米が6年前のものだということ。
お米といっても、育て方でこんなに違うということがよくわかりました。
自然栽培で育てた野菜や果物は腐らないと言われます。腐るのではなく、枯れる。よく冷蔵庫で腐っている野菜がありますが、自然栽培の野菜は長持ちしますし、腐るというよりシワシワになっていく感じです。
こうして作られた長橋さんのお米。
今年は夏の暑さが厳しく、収量が思ったほどではなかったとのこと。
そのことも自然栽培の難しさではあります。
そのような中、カナリアンさん用に100kg分けてくださいました。
5kgずつの袋で販売します。
精米したものと玄米を用意しました。
基本的にPPのビニール袋に入れますが、先日ブログにコメントいただいたように、ビニールに反応する方は紙袋にお入れします。
希望があれば、備考欄にその旨おかきください。
販売はワッカオンラインストアにて。
12月22日18日より予約にて受け付けます。
(ごめんなさい、メルマガで22日となっていましたが18日だったようで修正させていただきます。)
<お願い>
長橋さんへの直接のご連絡・お問合わせはご遠慮ください。
お一人で作業されているため、手を止めることになります。
農家さんにはお米づくりに集中していただきたいと考えています。
私たちが必要な方へのつなぎ役になればと思っています。
『大丈夫、きっとよくなる。化学物質過敏症の私がつくった製品wacca(ワッカ )』
たくさんの人が化学物質過敏症の現状を知ってもらうために、応援してくれています。
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ご協力ありがとうございます。
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