汗をかくと体調がよくなる

前記事からの続きです。

2017年9月。
明け方福井を出発して、今治へ向かいました。

遠かった…。
休みながら10時間ほどでFC今治の「夢スタジアム」に到着。

周囲の柔軟剤等で体調が不安でしたが、顔をタオルで覆い、帽子を被り、呼吸しづらくなったらその場を離れることを繰り返しました。

夢スタジアム

柿落としのその日はとても暑く、頭部を覆ったため汗がダラダラと流れました。
持ってきた水がなくなり、売っているペットボトルのお茶は飲めないので、水分をどう取ろうかと考えていると、最適なものが。

TEAM OKADAのプロジェクトで作ったレモン水。
有機栽培で作られた地元のレモンを絞り、甜菜糖と炭酸水(糖分なし)で割ったもの。
「おんまくレモン」と名付けられ、会場で販売されていました。

化学物質過敏症の私が飲んでも何の反応も起こらない安心なジュース。
これを3回もおかわりし、その日は有機栽培のミニトマトも一緒に販売されていたので、それをご飯がわりにいただき、なんとか凌ぐことができました。

レモン水のプロジェクトでは、それまで現地に行けず、私がお手伝いできたのは「おんまくレモン」ののぼり作成くらい。
でも、オンラインサロンで話し合われていたものが、形になってスタートしている現場を目の当たりにし、感動しました。

また、やりとりしていたメンバーの人たちとも会うことができました。
新しい出会いがあるその状況が、懐かしい感覚でした。

ああ、来てよかったな。

そして、意外にも体調が悪くならなかったのです。
むしろ、よくなった?と感じるほど。

要因はおそらく、大量の汗をかいたからかと。

化学物質過敏症の患者さんは、汗をかけない人が多いです。
私もどんなにエアロバイクを漕いでも、汗が出ませんでした。

また、外出は極力避けるので、炎天下に何時間もいる、ということがありません。
夏でも汗をかかない…。

汗って素晴らしいです。
体の中の悪いものを出してくれる。その日かいた汗は、いやな臭いがしました。

本当にやりたい欲、行きたい欲が出た時は、病気をおしてでも行動してしまう。
それがかえってよい結果につながったのかもしれません。

『大丈夫、きっとよくなる。化学物質過敏症の私がつくった製品wacca(ワッカ )』

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カナリアハウス主宰|シルクスクリーン製版の(株)横山工藝 取締役。学芸員(美大卒)。2009年に化学物質過敏症を発症し、2013年に診断。12年~14年、21年が最も状態が悪く、今は寛解(かんかい)に向けて前進中。アトピー性皮膚炎歴30年。 過敏症の方が使える衣類を開発・製造して「ワッカ」http://store.wacca-f.com で販売|衣食住に関する情報発信は「カナリアハウス」https://canariahouse.com |著書に「化学物質に過敏なあなたへ」https://amzn.to/3UdVC2T|YouTubeチャンネル「カナリアハウス」 https://www.youtube.com/@canariahouse

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