化学物質過敏症だけど…ペットを飼おう(1)
今から5、6年前、一番体調の悪かった2年間は人との新しい出会いが全くありませんでした。
年賀状を出すころに夫から「追加する人の住所を書いて」と前年のリストを渡されるのですが、追加する人がいないのです。
やりとりした名刺も一枚もない。
リストの人数は減ることはあっても、増えませんでした。
その頃みた化学物質過敏症の患者を追ったドキュメンタリー映画「いのちの林檎」の中で、患者の女性が犬を飼っているシーンがありました。
吸える空気を求めて車で転々とし、車で寝泊まりすることもあるので防犯の面と、話せる相手がいないので寂しくないように、と説明されていました。
そのとき思ったのは、化学物質過敏症でも動物は飼えるんだ、ということ。
猫や犬のアレルギーはよく聞くのでダメかと思いますが、違うんだな、と。
ただ、映画の中でも、飼っている犬が食べたものに反応する(フンなど)ので、人間と同じものを食べさせていました。
映っていたのは、納豆を食べる犬の姿。
私もペットを飼えたらいいなあ。
その頃から漠然と思っていました。
『大丈夫、きっとよくなる。化学物質過敏症の私がつくった製品wacca(ワッカ )』
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