化学物質過敏症の反応には、必ず原因がある

別荘から自宅に戻ると、やはり室内の空気がおかしいと感じました。

早速、床や壁を水ぶきしはじめました。

本棚も拭いていた時、あれ?と気がつきました。
その本棚は、リフォームする前からそこにあり、そのまま使っています。

「あー! ここに隙間がある!」

この建物を建てた時に作り付けた本棚は、これ自体が壁の一部だったようです。
本棚は横の壁や天井から『パカッ』とはがれてそこに隙間ができ、壁の向こう側が見えていました。

化学物質が漏れていたところ

ピンクのところが隙間になって開いていた場所です。

そして、この下の部屋に、ある塗料が置かれていました。
さらに、その部屋の天井が、腐っていて、成分が本棚のある部屋まで上がって来ていたのです。

とりあえずコーキングをしてもらい、匂いと成分止めにその上から養生テープを貼りました。

のちに、下の部屋もリフォームし、天井も直しました。

なるほど、寝ているとまぶたがくっついてしまい、朝目を開けるのが大変でした。
あれは、塗料の成分だったんだ、と納得しました。

気づけば2ヶ月以上続いた不調。対処してからは随分体が楽になりました。

症状があるなら、必ず原因物質がある。

そして、この原因を突き止めない限り、排除できない=症状はなくならない のだと思いました。
それからは、諦めずに、見つかるまで原因を探るようにしています。

『大丈夫、きっとよくなる。化学物質過敏症の私がつくった製品wacca(ワッカ )』

たくさんの人が化学物質過敏症の現状を知ってもらうために、応援してくれています。
このバナーをクリックしてくれるだけでこの応援の輪がどんどん広がっていきます。
ご協力ありがとうございます。

カナリアハウス主宰|シルクスクリーン製版の(株)横山工藝 取締役。学芸員(美大卒)。2009年に化学物質過敏症を発症し、2013年に診断。12年~14年、21年が最も状態が悪く、今は寛解(かんかい)に向けて前進中。アトピー性皮膚炎歴30年。 過敏症の方が使える衣類を開発・製造して「ワッカ」http://store.wacca-f.com で販売|衣食住に関する情報発信は「カナリアハウス」https://canariahouse.com |著書に「化学物質に過敏なあなたへ」https://amzn.to/3UdVC2T

wacca代表/横山 奈保子 へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

“化学物質過敏症の反応には、必ず原因がある” に2件のコメントがあります

  1. こんにちは。原因は、材木の防腐剤、白蟻駆除剤など、木に染み込んでいるものだと、最近強く思ってます。理由は、木製のものを、処分すると、症状が、和らぐからです。家自体は、難しいので、アルミで覆ったりしています。

    1. 田川綾さん

      そうですね、製造の過程で素材にも様々な加工がされていますよね。
      私が自分でマスクを作るときに、原料、糸の精製、織の加工方法までお願いし、縫製や梱包まで目のとどく中でやっているのは製造の過程でできるだけ化学物質を入れないためです。
      全てのものづくりにあてはまりますね。