化学物質をできるだけ排除した縫製工場に、ミシンが入った(3)

ミシンが届いた時、

「なおこさん、このオイルって大丈夫なんですか?」

とスタッフ。

ミシンオイルが作業台の下(一部)に入ります。

ミシンを動かすために、オイルをなくすわけにはいきません。

ミシン屋さんがミシンオイルの成分表といくつか種類を取り寄せてくれたので、人体実験(私)しました。

種類によって体の反応が全然違います。

写真の場合、左端のものが一番大丈夫でした。
右端のオイルは、そこにいられないほどの反応がありました。
ということで、左端に決定。


さらに、ミシンと板の隙間から揮発したオイルが上がってこないよう、作業中は養生テープで隙間をふさいでは、とミシン屋さんからアドバイス。うん、そうしよう、とスタッフたちとも話しました。

ミシン屋さんも建築士さんも大工さんも、何がダメなのかはわからないけど、私が何をしたいかは理解してくれています。

なので、自分ひとりで細々とやっていた時より、事業としていろんな人に関わってもらう今のほうが、色々進みます。

ただ、大丈夫かどうか試すのは自分しかいないので、この日もかなりダメージが。

ここ数ヶ月は私の体の限界と回復をはかる毎日。
よりいっそう、体調に気をつけます。


この続きは次の記事ではなく、4月28日の投稿↓です。
化学物質過敏症患者に必須のマスクを、オーガニックコットンでつくる(4) — 本生産開始

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カナリアハウス主宰|シルクスクリーン製版の(株)横山工藝 取締役。学芸員(美大卒)。2009年に化学物質過敏症を発症し、2013年に診断。12年~14年、21年が最も状態が悪く、今は寛解(かんかい)に向けて前進中。アトピー性皮膚炎歴30年。 過敏症の方が使える衣類を開発・製造して「ワッカ」http://store.wacca-f.com で販売|衣食住に関する情報発信は「カナリアハウス」https://canariahouse.com |著書に「化学物質に過敏なあなたへ」https://amzn.to/3UdVC2T

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