家族が使う薬にも反応する化学物質過敏症(2)
同じ頃、鍼治療へ向かうため両親が車で迎えに来た時のことです。
その日は珍しく父が助手席で、母が運転していました。
後部座席に座って間もなく、ものすごい吐き気に襲われました。
「何か変、何かに反応してる…なんか薬っぽい」
『薬?…あ!オロナイン塗った』と父。
その日は足首に火傷をして、オロナインを塗り、包帯を巻いていたのだそう。
それで母が運転していたのね、と思いつつ、狭い車内なので朦朧として来ました。
急いで母が引き返し、自宅に着いて降りるときには歩くのもやっと。
家族も想像できないことは多いので、失敗しながら経験を積んでいく日々です。
『大丈夫、きっとよくなる。化学物質過敏症の私がつくった製品wacca(ワッカ )』
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