アレルギー反応で衣類に困窮する
発症して間もないころ、当時診てくれていた鍼治療のK先生が、使える製品について色々教えてくれました。
中でも衣類や寝具などの布製品は直に触れるものなので、教えていただいて助かりました。
「この店でオーガニックコットンのシーツを作ってくれるよ」
「この店紳士物だけど、そこにこういう綿入りのジャンパーがあるから、あれなら着られるよ」
先生が見つけたものを教えてもらい、治療の帰りにその店によって買っていました。
そのころは見た目は二の次で、体が楽になる、寒くない、ということが優先。
どうみてもおじさま用のデザインで、小さいサイズでもブカブカでしたが、とりあえず着られるものを探す、というのが第一命題。
特に冬は、フリースやウールのセーターが着られないので、寒くて仕方がありませんでした。
足元は薄い靴下なので、冷えて辛かった覚えがあります。
綿の重ね着とショールで乗り切りました。
K先生が教えてくれるものは、自分が持っているほかのものと違いました。
体がほっとして緊張感がとける感じです。
自分の中に基準ができていき
「これは無理だな、着られない」
というものはどんどん処分していきました。
そのうち着られるものが本当にわずかになり、いつも同じパーカー、Tシャツ、マスク、帽子、という姿になりました。
ある時、用があってデパートに行かなくてはいけなくなり、１階の化粧品売り場を通るため顔半分をストールでおおい、そのころは光にも敏感だったのでサングラスをし、とてもおしゃれとは言えない格好で店に入りました。
ふと気配を感じ、周りを見ると、制服を着たガードマンが私の後方をついて来ていました。
よほど怪しいと思われたのでしょう。
苦笑と悲しい気持ちが入り混じった気持ちになりました。
久しぶりに入ったデパートで
「こんなに商品があるのに、私が使えるものは一つもないんだな。
このキラキラした空間に、私は受け入れてもらえないんだな。」
と今思えばかなりマイナス思考ですが、落ち込むことの多い時期でした。
『大丈夫、きっとよくなる。化学物質過敏症の私がつくった製品wacca（ワッカ ）』
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ご協力ありがとうございます。
はじめまして、少しブログ読ませていただいてます。私もCSになり9か月たち、反応するものが増えてます。特に衣類が着れなくなってきて、大丈夫だったはずの物に反応すると、何を着たらいいのか不安しかなく、ヨレヨレの服着て泣いてばかりです。冬の服ない、暖房がない、支えてくれる人もなく、生きる意味がわからなくなってます。家族のストレス、他の病気の辛さ、CS悪化の不安もあります。家の中はぐちゃぐちゃで、片付きません。
過敏を下げるためどうしたらいいのでしょうか。衣類はどう分けたらいいのでしょう。
家にいても反応ばかりして身体が落ち着く日が少ないです。一度反応するとしばらく、微量なものにも反応し続けます。そうすると精神的にも落ち込みます。
愚痴になってしまいすみません
お辛いですね。
発症して9ヶ月ということは、ご自分をどうしていいか、環境をどう整えたらいいか、わからなくて不安な頃だと想像します。
理不尽な思いも、体調からくる精神的な落ち込みも、わかります。
私もイヤというほど経験しましたし、今でもあります。
一度にいろんな問題を考えると混乱しますので、体の状態をよくすることを優先に考えると良いかと思います。
精神的なことは、体調がよくなれば一緒に回復します。
体の状態をよくするためには、じぶんに合うもの、合わないものを選別し、合うものは取り入れ、合わないものは捨てる、断ち切る、ことが必要です。
合う、合わないは、ご自分の体がちゃんと答えを知っています。
発症したというのは、そういうこと（体の意思表示）だと思います。
この服は着てもいいのか、ダメなのか。
ご自分の体に聞いてください。
そして、ダメなものは、捨ててください。
家から外に出すのです。
まず自分が長くいる家を、少しでも良い環境にすること、
地道な作業になりますが、できることから始められると良いかと思います。
私が使える洗剤などはネットで買えるようリンクもつけてあります。
皆さんに合うとは限りませんが、もし他に情報がないなら試してみてください。
トライ＆エラーの連続です。
症状の個人差が大きい疾患なので、ある患者さんには良くても自分には合わない、というものがたくさんあります。
ただ、多くの患者さんが使える、というものもあります。
化学物質過敏症支援センターさんに問い合わせると、有料ですが冊子を送ってくださいます。
合うものに出会える方がラッキーだと思うくらいにいて、ダメでもあまり落ち込まず、ダメなものが一つわかった、という気持ちでトライを続けてください。
でも、むりに頑張る必要はありません。
まだ心も体も疲弊している頃ですから、自分に優しくしてあげてください。
今私が思いつくことは、こうしたことです。
ご参考になれば幸いです。
横山さま、前回はお返事ありがとうございました😊
なかなか思うようにはいかないです。
発症して2年6ヶ月経ちます。まだあがいています。
疲れやすくなり朝起きれなくなり昼まで横になってます。
コロナ禍の消毒剤の多用で買い物も行けなくなり、病院も必死な思いで行きますが曝露して耐えています。
そして服にも微量についた物が反応して洗っても取れず、我慢して着ていると頭痛がします。
何もできません。
服無いのです。買い物も行けず、何処に合うものが売っているかも分からず、途方に暮れてます。
長袖肌着も一枚だけ。不安しかないです。
この一枚が汚染されたらもうどうしようと思い散歩も行けません。
他にありますが臭いを嗅いで具合悪くなるのがたまりません。l
家族が引越しするためホコリが出て、洗濯物も干せず干しても物質がついたりと悩んでいます。
淋しさに押しつぶされそうです。
だから過敏が上がるのですね。
うまく伝えれなくて。。。
またアドバイスいただけると嬉しいです
過敏症、これから悪化するのでしょうか
横山さまもこの時期から悪化してますね
香り付き柔軟剤が流行り始めたとき、化学物質過敏症になる方が増えましたが、コロナの消毒も同じような機会になり患者さんが増えているのを体感します。
なかなかお辛い状況ですね。
ご家族やお友達と話せる機会はありますか？
ただただ愚痴になってしまうかもしれませんが、それを許してくれる方を探してみてください。
私もひたすら小部屋で寝ているしかなく、もうおかしくなりそうっていうときに、仲の良かった友人にメールしました。
お願い、聞いてほしい、愚痴になってしまうけど話したいの、と彼女に助けを求めました。
忙しい身でありながら、飛んできてくれました。
何を話したかはよく覚えていませんが、とにかく来てくれたということで心がちょっと落ち着きました。
また「何もできません」とありますが、何もできなくていいんですよ。
何もできていないようで、その時に体は治癒してるんです。
何もできない自分への罪悪感や焦りは手放してください。
体が休んでほしいと言っているんです。だからその声に従いましょう。
いま大丈夫な服もなくなるかもしれない、と思うと不安が増しますね。
私も先月から体調が悪くてお知らせできていなかったのですが、waccaのルームパンツが出来上がりました。
室内で毎日はいています。
▼おうちパンツ
https://store.wacca-f.com/items/63172237
大丈夫です、私はここにいますから。
私もどん底を経験してきました。
そして少しずつ動けるようになっています。
この梅雨の時期は辛いですけどね。
ブログが更新できなかったのは梅雨以外に、先月２度目の帯状疱疹（重め）になり、そんな時に夫がコロナ感染で濃厚接触者に、そしてしっかり私も感染しまして、今月ようやく自宅待機が明けました。
色々ありますが、今日も楽しく生きておりますよ。